『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006)

監督: 小中和哉
監修: 円谷一
出演: 五十嵐隼士,黒部進,森次晃嗣,団時朗,高峰圭二 ,いとうあいこ,田中碧海,堀内正美
    山田まりや,アメリカザリガニ,布川敏和,田中実,風見しんご,氷川きよし(特別出演)
 

   
【あらすじ】今から20年前。ウルトラマン、セブン、ジャック、エースの4兄弟は、ヤプールの怨念の集合体である究極超獣Uキラーザウルスとの激闘の末、これを神戸沖の海底に封印することに成功するが、それは自らの変身能力を失うという大きな代償と引換えにするものだった。時は流れ、ウルトラ兄弟の意志を受け継ぐウルトラマンメビウスが活躍する現在。Uキラーザウルスを復活させようと企む宇宙人連合が出現、メビウスは彼らの巧妙な罠に陥り囚われてしまう。地球に最大の危機が訪れたとき、伝説のウルトラ兄弟がついに復活する。
 
   
ウルトラマンシリーズ誕生40周年という節目にして、TVシリーズ「ウルトラマンメビウス」の劇場公開版作品です。 
  
気がつけば、前回の更新『ゲド戦記』から2ヶ月近く経っていたのですね・・・。
映画はほぼ毎日見ているんですが、ココに感想を書く暇が無いといいますか、その暇があったら「もう一本映画見るか」みたいな、もしくは「ゲームしちゃおうかなぁ・・・」みたいな感じで、なかなか更新できなかったわけでした・・・
 
で久々の更新の作品は、よりによってウルトラマンメビウスウルトラ兄弟です。
ぶっちゃけ言いますとコレぜんぜん劇場まで見に行く気無かったんですけど、次男が「見せろ」「連れてけ」とあまりにもウルサく「静かにさせるのに2200円は安い!」という事で行った次第でして・・・。
まあ、そんな感じで見たせいかなぁ・・・なんか結構面白かったんですよね。
ウルトラマンシリーズは幼い頃からずーっと追っかけていて、現在の「メビウス」まで何だかんだ言って全部見てきいましたし。
でも、正直楽しんで見ていたのって初代から「ザ・ウルトラマン」か「ウルトラマン80」くらいまでだったのかなぁ、と思うわけで、ココのとこ連続で放映している「ウルトラマンティガ」あたりからは見ていたけど、半分子どもの付き合いで見ていたような(付き合う必要も無いのだが;)ホントに楽しんでいたとも違うような気がしてたんです。
 
が、今回のこの『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』はちょっと純粋に楽しんじゃったんじゃない?と思っているんです。
その大きな要因はやっぱりぼくが幼い頃何度も何度も再放送されて記憶に刷り込まれたウルトラマンにセブン、新マン、エースの登場の何物でもないかなぁ、と。
後半、ゾフィーとタロウが登場したあたりなんか、いい歳してちょっとゾクゾク来ちゃったですし。
しかも、こういう過去のヒーローが登場する場合、変身後の姿だけってパターンも少なくない中、変身前のハヤタ、モロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司が登場してくれるんですからねェ、しかも北斗星司か昔の面影がほとんど無く、一瞬陳建一かと思ってしまいましたからねェ、コレは涙モノでした。
敵のUキラーザウルスとの戦いはCGバリバリの今風のもでしたが、それなりに見応えはあります。
ただし同じようなカットが多くて後半はちょっと飽きたし、あまりにも動きが早くて子どもには、どう見えたか心配ではあったが。
宇宙人の方はテンペラーにザラブ、ガッツ、ヤプールと、これまた懐かしいメンツが揃い嬉しい限りであった。
エンドロールに映る「シリーズ誕生40周年記念パーティー」の模様も旧ファンには目が離せないかと。
 
とにかく、話の方も適度に優しく、子どもたちも十分楽しめ、一緒に見た親も懐かしめる、最近のウルトラマンシリーズの中では新旧どちらのファンの事も考えた、結構良く出来た映画であったと思います。


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