『GOAL! ゴール!』(2005)

監督: ダニー・キャノン
出演: クノ・ベッカー、スティーヴン・ディレイン、アンナ・フリエル、アレッサンドロ・ニヴォラ
    マーセル・ユーレス、デヴィッド・ベッカムラウール・ゴンサレスジネディーヌ・ジダン
    アラン・シアラー、スティーヴン・ジェラード
 
GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い スタンダード・エディション [DVD]
    
【あらすじ】メキシコの貧しい家庭に生まれた少年サンティアゴは、家族と共に米国ロサンゼルスへと移住、やがて20歳になったサンティアゴは、元プレミアのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身英国へと渡る。しかし、なんとかニューカッスルの練習生となったサンティアゴだったが、そんな彼の前には数々の試練が待ち受けていた…。 
 
  
ほんとベタベタなサクセスストーリーなんです。多くの試練、挫折、別れを乗り越えて、ちょっと恋もしてとコテコテのお約束満載の映画なんです。しかし、それが実に見ていて気持ち良いんです。「あーなってくれたらな」「こーなってくれたらな」そんな思いが通じたかのごとく、夢を現実へと変えていく。ここまでやってくれれば、もう何も言えません。突っ込みいれる方がヤボってもんです。もう一回言っちゃうけど、それが実に気持ち良いんです。
 
確かにFIFA(国際サッカー連盟)公認で製作にも強力した割には、リアリティの欠片もない話なんですよ。でもこれは映画ですからそれで良いんです。夢があるじゃないですか。あの名作『ロッキー』の試合シーンが、そしてあの生肉を殴るという有名な練習内容が「リアルじゃない!」と責められますか?責められるはずが無いですよね?だからコレはコレで良いんです。
 
もう次回作でレアルに行くってわかっていても、入団テストやチーム内での嫌がらせなどにはドキドキさせられましたし、最後もキッチリ感動させられましたし、主役のサンティアゴはホントに良い青年だし、ガバンも意外に良いヤツだし・・・ほんともう3回目ですけど気持ちの良いすがすがしい作品でした。
  
気になるところを強いて挙げるとすれば、サンティアゴがなぜあそこまでのテクニックを何時どうやってつけたのか?その辺がぜんぜん描かれておらず、いきなり凄い選手だって事ぐらいでしょうか。あ、それとサンティアゴは何のためにお金を貯めていたのかな・・・まあ、どうでも良いんですけど。
  
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグを舞台とした第2部、ワールドカップでの戦いを描く第3部と続くわけですが、今度はぜひ劇場で見たいと思います。
 
   
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