『トム・ヤム・クン!』(2005)

監督: プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演: トニー・ジャー、ペットターイ・ウォンカムラオ、ネイサン・ジョーンズ 他

 

   
【あらすじ】タイ東部の小さな村で最強のムエタイ兵士の末裔たちが、王に献上するための象を育てながら暮らしていた。しかしある日、2頭の象が密輸組織によってオーストラリアへと連れ去られてしまう。この2頭を家族の一員として大切に育ててきたカームは、彼らを助け出すため単身オーストラリアへと向かうのだったが…。
 
何か、象って凄いなぁ・・・と思いました。
 
あのトニー・ジャーが帰ってきました。
前作、CGを一切使わず、生身の肉体を駆使した危険なスタントが話題を呼び世界的な大ヒットとなった「マッハ!」の監督・主演で贈るアクション大作。
 
単なるアクションで見れば、やや前作よりインパクトに欠けるかもしれませんが、格闘アクションという面でいえば格段にレベルが上がっております。
 
今回のアクションで特に面白かったのは、ワンカット長まわしの格闘シーン。
これは敵アジトのビルでトニー・ジャーが敵を倒しながら1階から最上階(5階くらい?)に向かって進んでいく所(結構な時間です)をカメラで追いかけるというものなんですが、これはトニー・ジャーはもちろん、やられる側の俳優からスタッフまで失敗が許されない凄いシーンです。
 
それともう一つの見どころはカンフーやカポエラなどの使い手たちと戦う異種格闘技戦
こういういろいろな相手と戦う場合、その中に必ずプロレスラーが出てくるのだが、そのほとんどがあまり面白くない。
しかしこれでは珍しいことに、vsプロレスラーがなかなか面白い。
ちなみに相手は『SPIRIT(2006) 』でもプロレスラー役でジェット・リーと戦ったネイサン・ジョーンズ
 
他にも四十何人?連続関節技っていう無茶苦茶なシーンがある。
早くてよく見えないところなどがあったが、何人か本当に関節行ってるように見えるのだが気のせいだろうか。
  
まあとにかく、現在の生身の格闘アクションでココまで見せてくれる映画は他に無いと思いますので、格闘アクションが好きな方なら、迷わず劇場に行きましょう。【70点】
  
 
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