『小さき勇者たち 〜GAMERA〜』(2006)

監督: 田崎竜太
出演: 富岡涼夏帆津田寛治寺島進奥貫薫成田翔吾石丸謙二郎田口トモロヲ

 

  
【あらすじ】海辺が広がる伊勢志摩。交通事故で母親を亡くしたばかりの少年、相沢透。ある日彼は、海岸で不思議な卵を拾う。やがてその卵から小さなカメが誕生した。透はそのカメを“トト”と名付け、父親に内緒で飼い始める。ところがカメだと思ったその生き物は驚くべき速さで成長し、やがて火を噴き、空を飛ぶようになるのだった。そんな中、街には凶暴な巨大生物が出現、人々を恐怖に陥れていた…。
 
誕生40周年にあたる今年、新しい形で7年ぶり?の復活である。
怪獣映画に新しい波を起こしたといってもいい「平成ガメラシリーズ」や、もちろんその前のシリーズのガメラも大好きなぼくは、期待半分、不安半分であったわけだが・・・。
いや〜参りましたねェ〜。
開始早々のギャオス戦で見せるガメラの火球を見た時は「帰ってきた〜!」「コレなら行ける!」と思ったんですけどねェ・・・。
 
ほんとこれ「ガメラ」って言って良いのかな?
しかもこのコンセプトはあまりにも安直じゃないですか。
そりゃあ新しい客層を狙ったのはわからないでもないが、今になってまた子どもとの交流が中心ってなぁ・・・。
 
まあ、それは見る前から何となくわかっていたんで、それほどのショックは無かったんですけど、問題はガメラですよ、ガ・メ・ラ。
劇中、少年と戯れる亀の状態から、人々を守るガメラに成長するわけですが、最初はまず、本物の亀を使っているのかな?そりゃ、カワイイわな。
で、だんだんデカイ亀になっていくわけですが、あるデカさから急におかしくなるわけです。
目がクリクリっとしていて、この辺から「何か、おかしいぞ・・・」と。
で、遂に本作品のガメラ最終形態になるわけですが、コレがビックリですよ、ホント。
往年の、特に平成のガメラファンには、その形をぜひ劇場で見て頂きたい。
  
“平成仮面ライダー”シリーズを手掛ける田崎竜太が監督を務めるという事で、その辺でもちょっと期待はしていたんですけど・・・。
ギロン好きのぼくには嬉しいニヤリとするようなところもあるし、まあ一緒に見た、うちの息子は「面白かった」とそれなりに満足していたので、まったくダメな映画とも言えなくも無いですが。
 
最後に、ぼくの考えではこのガメラ、まだ成長途中だと思いますので、ぜひ続編で、さらに成長したガメラを見せて欲しいわけです。
 
その時の監督は、とりあえず金子修介さんに戻してみた方が良いかな・・・と思ってみたりしますね。【40点】
  
 
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