『鳶がクルリと』(2005)
監督: 薗田賢次
原作: ヒキタクニオ 『鳶がクルリと』(新潮社刊)
出演: 観月ありさ、哀川翔、宇津井健、塩見三省、須藤元気、品川祐、庄司智春、杉浦太雄
通山愛里、平泉成、曽根英樹、風吹ジュン、窪塚洋介(友情出演) 他
【あらすじ】大企業の子供服開発チームでバリバリ働く28歳の女性、中野貴奈子。ある日彼女は、全力を傾けてきた新プロジェクトの企画が認められず落ち込んでいたところ、ビルに巨大モニュメントを設置するというまったく畑違いの仕事を命じられる。しかも工期はたったの2週間。戸惑う間もなくさっそく請け負ってくれる鳶職人を探して回るが、厳しすぎる条件に引き受け手が見つからない。“日本晴れ”ならできるかも知れないという噂を耳にした貴奈子は、やむを得ず因縁浅からぬその会社に話を持っていくのだったが…。
ぶっちゃけ哀川翔が出ていなかったら、新作でレンタルしてまで見なかったかも。
内容的にはマジメに語るのもバカバカしいような感じなのだが、振り返ればそれなりに面白いところもある。
特に観月ありさが演じる中野貴奈子が、工事現場のビルの上で壊れるところの表現は面白い。
出演者に関して言えば、まず哀川翔は当然のことながらカッコイイ。
観月ありさは、年齢不詳で綺麗なんだか、そうでないんだか・・・なんか微妙。
2003年のクラリオンガールだった通山愛里が演じる、おてんばな高松ツミが中野貴奈子(観月ありさ)の勧めで女の子らしさを出していくところは、とても良い。
須藤元気は同監督作品の「狂気の桜」でも出ていたが、今回はかなり良い演技を見せていると思う。
彼を知らない人は現役の格闘家とは絶対思わないだろうね。
他にも塩見三省の渋い演技に映画初挑戦の品川庄司や、なんかはじけちゃった宇津井健など、考えればそれなりには見どころはあるにはあると言っておこう。【50点】
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