『マラソン』(2005)

監督： チョン・ユンチョル 　
出演： チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨン、ペク・ソンヒョン、アン・ネサン 他
　
　　
　　　
【あらすじ】実年齢は19歳だが、自閉症という障害を抱え、精神年齢は5歳というチョウォン。走ることに喜びを感じる彼が、フルマラソン完走に挑むことに･･･。
　
なんでも、実話が基になっているということ。
僕自身自閉症でもないし、家族にも自閉症の人はいないので、家族や障害者の気持ちはわからない。そんな僕の感想を。
　　
20年面倒を見てきた母親。走る事を通じて心を通わせるマラソンコーチ。一見避けているように見えていて心では苦しんでいた弟や父親。
結局のところ、誰も真に自閉症という障害を持つチョウォンの心を読めないし、一体何が正しいのかもわからない。
しかし、本人たちが気づいていないところで互いに繋がっていく。
そして確実にチョウォンの心は成長している。
ありきたりだけど、マラソンコーチとチョウォンの心が結ばれていく過程は、素直に気持ち良かったなぁ、と。
チョ・スンウの自閉症の演技も派手すぎず素晴らしい･･･韓国語わかんないけど。
　　
　
韓国の映画を見ていると、最近のハリウッドや日本映画で忘れてしまった何かを思い出させてくれるような気がするのはなぜだろう。
単に遅れているだけではない気もする。
とにかく、さほど目新しいとは思えない題材を単純にしかも面白い。
”映画を見た”という気持ちにさせてくれる。そんな作品でした。【７０点】
　　
　
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