『逆境ナイン』(2005)

監督： 羽住英一郎 　
原作： 島本和彦
主題歌： 岡村孝子 　『夢をあきらめないで』
出演： 玉山鉄二、堀北真希、田中直樹、藤岡弘 他
　
　　　
　　　
【あらすじ】全力学園の弱小野球部は校長から廃部勧告を受けた。しかしこれに対し、情熱的なキャプテンの不屈闘志は、無謀にも甲子園出場を宣言してしまう。そして彼のペースに釣られ、猛練習に励む野球部員たち。そんな彼らの前に、監督として社会科の新任教師・榊原が現われる。だが、彼は野球について全くのド素人で、これは校長が突きつけた更なる逆境だった。その上、不屈は野球より月田マネージャーに熱を上げてしまう始末。こうして、なんとか決勝戦に勝ち上がった全力学園だが、試合は9回裏、112対0という絶望的な局面に立たされる…。
　　
漫画家・島本和彦の同名コミックを実写映画化したスポ根青春ギャグ・ムービー。監督は「海猿」の羽住英一郎。　
　　
とにかく徹底しておバカ映画となっている。
おバカ映画好きのわたしにとっては、期待の作品だったのだが、いやはやどうにもこうにも･･･モノには限度があります。
初めから終わりまでとにかくバカバカしいのなんのでまったく隙が無い。
それが全部ツボにくるならまだしも、ほとんどが笑えない。
普通に進めればいい会話を、後光を付けたり、オーバーなリアクションとったりと、余計なバカがとにかく多すぎる。
せっかくの笑いどころも、これでは影が薄れてしまっている。
ようするにダラダラとメリハリが無いのだね、これは。
しかも、カメラも音楽も、比較的まともに出来ているだけにたちが悪い。
　
収穫どころといえば、今まで見ても何とも思わなかった堀北真希が可愛くみえたところだろうか。【４０点】
　　
　
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