『ローレライ』(2005)
監督: 樋口真嗣
原作:福井晴敏
デザイン:出渕裕
画コンテ協力: 庵野秀明
出演:役所広司、妻夫木聡、柳葉敏郎、香椎由宇、石黒賢、粟根まこと、塚本耕司
國村隼、佐藤隆太、ピエール瀧、鶴見辰吾 、伊武雅刀、堤真一 他
【あらすじ】1945年8月。ついに広島へ最初の原爆が投下される。窮地に立たされた日本軍はドイツから極秘裏に接収した戦利で特殊兵器“ローレライ”を搭載する潜水艦「伊507」に最後の望みを託す。伊507に課せられた任務は、広島に続く本土への原爆投下を阻止するため、南太平洋上に浮かぶ原爆搭載機の発進基地を単独で奇襲をかけること・・・。
今年公開された邦画の中でも、かなりいろいろな意見が飛び交った作品。そういった面では、多くの人が見たという事?なのだから、まずは成功と言うところでしょうか。いろいろなところでレビューなどを読んでみたが、どうやら評価はよろしくない様子。しかも、後から悪い評価が増えているようだ。まあ、これはレンタルが開始されると、いろいろな人が見るからどの作品にもいえることなのだが。まあ、オススメするほど、面白いとも言えませんし、何しろこの役者の顔ぶれでは、変な期待をして見てしまった方も多いだろう。
結論から言うと、わたしは悪い出来ではなかったと思う。最後までそれなりに楽しめたし。巷で良く言われているCGの出来も、コレはコレでありでしょう。「リアルじゃない」だの「チープ」だの言われているが、リアルなばかりがCGの使い方ではないですし、画コンテ協力に庵野秀明さんが居る事でわかると思うが、初めからリアルな路線は狙っていないでしょう。迫力はあったし、魅せ方もおもしろい、それで良いんじゃないですかね。
お決まりの涙頂戴的なところは、ちょっと鼻に付きますが、まあ、良しとしましょう。
「このような作品を撮るから邦画はダメ」とか言ってる方が居られるようだが、そこまで真剣に見る作品ではないと思うんですけどねェ。