『予言』(2004)

監督： 鶴田法男
原作： つのだじろう　『恐怖新聞』
出演： 三上博史、酒井法子、堀北真希、小野真弓
　

　
【あらすじ】妻と娘とともに車で帰省中の里見英樹は、急ぎの仕事のため途中の電話ボックスに立ち寄った。その電話ボックスの中で、ふと目に留まったある古びた“新聞”の記事。そこには、娘の事故死が名指しで載っていた。事故の日時はなんと今からほんの数分後。そして妻が娘を残して電話ボックスに向かった時、記事の通り大型トラックが娘の乗る車に追突した。事故から３年後、娘を失ったショックから立ち直れず、妻とも別れた里見のもとに、ふたたびあの“新聞”が届くのだった。
　
「リング0 ~バースデイ~」「案山子」などの鶴田法男監督が、つのだじろうの名作コミック「恐怖新聞」を映像化。ジャパニーズ・ホラーを代表する６人の監督が結集し、世界を視野にホラー映画を競作する新レーベル“Ｊホラーシアターの第２弾になる。「感染」と2本立てで劇場公開されました。
　
こういう言い方好きではないのですが、正直微妙だなぁ･･･と。怖くないことだけは確かなんですけど。これはですね”世界を視野にホラー映画を競作する新レーベル“Ｊホラーシアター第２弾”とか、謳っているのがいけないんですよ。同時上映の「感染」もそうだったんですけどね、ソコソコ面白いとは思うんですよ。でも”世界を視野”とか言われると「そこまでは･･･」と思うわけでした。
お話の方ですが、クライマックスへの展開は、かなり強引な気がします。新聞を取ったとたん”夢か？現実か？”の怒涛の展開。そして解決方法がわかって切ないラストへ･･･。まあ、悪くはないんですけど、そうなるとそれまでの新聞の謎を解明しようとした努力、新聞に関わって死んだ人の中に無駄なことが出てきそうな感じもするんですけどね。
　
最後に本当に怖いホラーを撮ろうとしたのであれば「家族愛」はいらないよ、と。
　

恐怖新聞 (1) (少年チャンピオン・コミックス)