『パイソン』(2000)

監督: リチャード・クラボー
出演: キャスパー・ヴァン・ディーン、ロバート・イングランド 他
  
パイソン [DVD]
 
米軍は酸を吐き、人間もひと飲みの無敵の巨大なヘビを極秘開発した。しかし制御がきかないため軍は実験を中止、ヘビは処分のために米国に空輸されるのだが、その途中ヘビは脱走してしまう。一方静かな田舎町で人間が酸で溶かされると言う連続殺人事件が起きる。
 
パニック、モンスター系作品がお得意の製作会社UFOの作品でありまして、これまた「アナコンダ」以降、何度となく作られている王道中の王道である巨大ヘビモノです。
他の巨大ヘビモノとの違いと言えば・・・なんだろう(汗)
強いて上げれば、主人公の青年とその恋人、いちをヒロインになるのかな?これにまったくと言っていいほど、魅力が無いという事だろうか。
かえって、ヒロイン?の友達の女の子の方が、ヘビとイイ勝負して魅力はちょっとあるかも。
この作品の紹介で必ずと言っていいほど、書かれていることといえば『スターシップ・トゥルーパーズ』の主役キャスパー・ヴァン・ディーンが出演していることである。
しかし、蓋を開けてみれば、間抜けな軍隊を引き連れて、似合わぬチョビヒゲで無理くり貫禄を出そうとしているアホな軍人?の役で登場。しかも、ヘビ退治に失敗し中盤あたりで死んでしまう。
大体、キャスパー・ヴァン・ディーンと言われて、「あ〜スターシップ・トゥルーパーズの〜」ってすぐわかる人ってどんくらいいるんだって話ですよね。
しかも、そんなことをわざわざウリにするぐらいだから、いかにも他に見るべきところが無いと自分から宣伝しているようなもんなのにネ・・・やれやれ。
 
まあ、なんか貶してばかりいるようだが、けしてツマラナイ作品ではないです。
見ている間は、それなりに楽しめた。
でも、これはわたしがツマラナイ映画に慣れすぎたせいかも知れないし・・・
だから「今、とてつもなくB級見たい!」とか、そういう方にだけ、オススメする作品です。