『ヘルバスター』(1975)

監督: ウィルソン・イップ
出演  ジャン=ルイ・トランティニャンカトリーヌ・ドヌーヴ
     クロード・ブラッスール、レオノーラ・ファニ、ダニエル・オートゥイユ
 
 
 
ポールは妻子の乗せて車を走行中、暴走族に絡まれ暴行されて気を失う。目を覚ましたポールの目に飛び込んできたのは、襲われて死んだ妻子の姿だった。警察の捜査に苛立つポールは葬式のためにイギリスから帰ってきた妻の妹サラと独自に真相を調べ、自らの手で復讐することを決める。
 
まあ、ボケーっと観ていると結構良質なサスペンス・アクションに感じるかもしれませんが、コレが以外にメチャクチャですね。
妻子を殺されたポールは、いったん暴走族を犯人と決め付けたら、とにかく一直線で、もう他に何も見えない状況。クライマックスで族に向かってショットガン撃ちまくるも(このシーンなんか「マッド・マックス」みたいだったなぁ)結局妻子を殺した犯人は別だったりして。まあ、その真犯人の設定、意外性はなかなか面白いのだが、でも、妻子が殺される前に車を襲った族は結局誰だったんでしょうか?
 
カトリーヌ・ドヌーヴも32歳で役柄を妖艶に演じていますが、個人的には姉(ポールの殺された奥さん)を演じた女優さんが綺麗だったなぁ・・・と思う。
 
ちなみにテレビ放映時のタイトルは「アグレッション / 避暑地の異常な夜」で、こっちの方がやっぱり見たくなりますね。なんかエロそうだし。 
どうでも良い事だが、殺される奥さんの太もも見た暴走族が「ヒューヒューッ」ってやってるシーンを見て、この映画を大昔に見ていた事を思い出す。
いかに、その太ももの映像が幼かったボクには衝撃だったかを物語っている。
もしかすると、それが性の目覚めだったのかもしれないわけがない。