『THE JUON/呪怨』(2004)

監督      清水崇
製作総指揮  サム・ライミ
出演      サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ウィリアム・メイポーザー
         クレア・デュヴァル、テッド・ライミ、石橋凌
 
THE JUON -呪怨- ディレクターズ・カットコレクターズ・エディション [DVD]
 
彼氏を追って日本に来たカレンは東京の国際大学で福祉を学ぶ留学生。ある日、カレンは授業の一環で日本に住む米国人一家の介護を手伝うことになるのだが、その家に入ったカレンに得体のしれない黒い影が襲い掛かる……。
 
OVAの2作品から劇場版の2作品、とりあえず「呪怨」シリーズはすべて見ているのですが、時たま「あれ、こんなシーンあったけど、これって何作目だっけ?」みたいなことあるんですよね。出来はそれぞれ違うけど、ようはどれも似たような感じだということ。
で、このハリウッド版なんですが・・・基本的には同じですね。まったく同じというところも多々ありますし。
しかし、今までの作品とは決定的に違うところがあります。それは主演を含めた多くの犠牲者が外人さんということだw。ということで、ふと思い出した時、間違いなく他のOVA版、日本製作の劇場版と間違えることは無いだろう・・・多分ね。
それに全体的に言えば、シリーズ中最もわかりやすい展開になっている。時間軸が前後するのは毎度のことだが、今回のそれは非常にわかりやすく上手く繋げているのではないでしょうか。まあ、こんだけ同じ作品撮っていたら、そのくらい進化して当たり前といえば当たり前か。石橋凌演じる刑事さんが主演のカレンに「呪怨」の説明をするなど、外人さん向けにとっても親切な作りにもなっている。
マイナス面はやっぱり怖さが減ったということでしょうかね。これはただ単に「呪怨」の怖さになれてしまっただけかも知れません。
 
ちなみにこれからこの作品を見る方は、本編を見たあと、特典メニューにあるサラやクレア、テッドなどの出演者とサム・ライミの解説付きを観ることをオススメします。
東宝撮影所は凄いねェ」とか「清水は天才だ」とか、他にもアメリカと日本の撮影の違いとか、いろいろ面白いこと言ってるんで。人によってはこっちの方が面白かったりして;
 

 
 

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