『東海道お化け道中』(1969)

監督　　　　　安田公義
共同監督　　黒田義之
出演　　　　　本郷功次郎、穂積ぺぺ、古城門昌美、戸浦六宏、五味龍太郎、左卜全
　

　　
祖父甚兵衛をヤクザの勘蔵に殺された少女お美代。死に際に甚兵衛は、死んだはずのお美代の父が実は生きていると言い残す。彼女は唯一の手がかりであるサイコロをもって父を探す旅に出るのだが口封じのため命を狙う勘蔵の手下が彼女に迫っていた。お美代は道中に知り合った百太郎の助けを借りて父の行方を探すが……。
　
60年代末にブームを生み出した大映京都撮影所の妖怪シリーズ『妖怪百物語』『妖怪大戦争』に続く第３弾がこれらしい。
　
妖怪モノとは言っても、メインはお美代ちゃんの父親探しと言っていいかも。
なので、妖怪目当てで見ると、ちと寂しい作品ではある。
まあ、それでもちゃんと土ころび、ぬらりんひょん、ひょうすべといったお馴染みのキャラもいるし、新たに蛇骨婆、影坊主らの新登場妖怪もいるしね。
それにプラス普通の時代劇のようにチャンバラなんかもあって結構楽しめる作品ではあります。