『硝子のジェネレーション/香港少年激闘団』(1998)

監督  アンドリュー・ラウ
出演  ニコラス・ツェーサム・リーダニエル・ウー
     スー・チーリリアン・ホー、フランシス・ン
  
硝子のジェネレーション?香港少年激闘団? [DVD]
  
17歳のナンと幼なじみの仲間はクラスメートのケリーがチンピラに絡まれている場面に遭遇する。ナンは彼女を助けたものの、その後報復に来たチンピラたちと乱闘になり、ナンたちは警察に捕まってしまう。そんな彼らを暴力団組織の洪興社が救ってくれる。やがて、学校に居心地の悪さを感じていた彼らは洪興社に身を投じる。
 
『欲望の街・古惑仔』シリーズに登場するチンピラたちの少年時代を描いた青春アクション。
主人公ナンを演じたニコラス・ツェーは、初出演の本作で香港電影金像奨最優秀新人賞を受賞。
 
不良と呼ばれ若者たちがやくざになるというパターンは、ちと古い感じもしますが基本的にこういった作品は好きな方なので、それなりに楽しめました。
しかし、観終わってから話を振り返ってみると、いろいろ気になるところが出てきた。
例えばヒロインのスー・チーと主人公ナンの関係など、いつの間にか組の抗争の話に流されて消えてしまうし、よくよく考えれば元クラスメートのお嬢さんとの関係も何かあると見せかけて留学話でぶった切って「ハイ、この恋はこれで終わり」ってな感じ。
もっと考えればナンと幼なじみのロックバンドも序盤なんか良い感じに言われていたのに極道になるから終わり、ってそれでイイのかな?ってか、そもそも極道になった理由もイマイチ納得いかないんですよね。
もちっと、整理してスマートにしても良かったのではないだろうか。 
 
と、いろいろ出てくるので、あまり深く考えないで観た方が楽しめるでしょう。

 
 

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