『ＴＨＥ 有頂天ホテル』(2005)

監督： 三谷幸喜
出演： 役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久
　　　　麻生久美子、ＹＯＵ、オダギリジョー、角野卓造、寺島進、原田美枝子、唐沢寿明
　　　　津川雅彦、伊東四朗、西田敏行 他
　

　　
【あらすじ】都内の高級ホテル“ホテルアバンティ”。新年のカウントダウンパーティーまであと２時間あまり。その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。刻一刻と新年のカウントダウンが迫る中、従業員と“訳あり”宿泊たちを襲う数々のハプニング。はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか？
　
三谷幸喜監督が贈る、オールスター・キャストのちょっと贅沢な気分になれる作品。
かと言ってけして無駄に豪華というわけではない。
どの役者さんも上手く役にハマっており、世界観を乱していない。
　
基本は１シーン１カットという撮り方で構成されて、その画面の中にはメインで喋っている役者さんだけではなく、その後ろでも絶えず人が動き、物語りが進んでいるという隅から隅まで気を配った作りで、まったく目が離せない。　
　
笑いは実にベタなもので”大爆笑”とまでは行かないものの、「クスクス」となるような笑いが絶えず襲ってくが、その状態が息切れすることなく最後まで続いてしまう。
こんな喜劇を書いてしまうのだから、やっぱり三谷幸喜監督は、もてはやされて当然の人だね。
　
観ていてホント「こんなホテルで大晦日を過ごすのも悪くないなぁ」と思ってみたりした。
　
最後にオダギリジョーの額や、板東とその息子の耳のメイクは必要なのかな？
違和感アリアリで劇中非常に気になってしまうのですが、狙いですかね？
　
　
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