『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE (2005)

監督  アンドリュー・ラウアラン・マック
原作  しげの秀一
出演  ジェイ・チョウ鈴木杏
     エディソン・チャンショーン・ユーアンソニー・ウォン
 
  頭文字[イニシャル]D THE MOVIE O.S.T + DVD
 
豆腐屋を営む父と2人暮らしの高校生・藤原拓海は父のハチロクAE86)で豆腐を毎日配達していた。豆腐を揺らさず、日に日に配達の時間を短縮していた拓海には、いつの間にか完璧なドライビングテクニックが身につけていた。そんな拓海はやがて、峠攻めのスペシャリストを自負する走り屋たちに次々とバトルを申し込まれる。一方、幼馴染みの女子高生なつきからデートに誘われ、有頂天になる拓海だが、実はなつきには拓海に言えない秘密があった。
 
なんとも変な感覚に襲われる奇妙な作品です。
観るまでは「多分香港映画を吹き替えで見ている感覚なんだろう」と思っていたのですが、それともまた違うのです。
見どころの峠のバトルはCGを極力押さえた実車ならではの迫力と緊張感で十分楽しめます。このバトルの迫力は、ぜひとも劇場で味わってほしいですね。
ドラマ部分は良くも悪くも香港映画のノリでちょっとやり過ぎ。漫画以上に漫画していて、なおかつ笑うに笑えないギャグだらけで・・・まあ、それも、ある意味楽しめましたけどね。
キャラの性格が原作と違っていたり、登場人物が一部削除されていたりするのは、時間と内容的に仕方が無いが、赤城レッドサンズNo.2で高橋兄弟の弟・高橋啓介がいないのはやっぱり寂しい。
(後で知ったのだが池谷浩一郎は出ていたらしい。気がつかなかった・・・)
最後も拓海となつきの話のせいでかなり中途半端な終わり方ってとこも気になるなぁ・・・
ってか、なんか続編作る気満々といった感じなんですけど、あるのかな?
それはそれで楽しみです。